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桑原機関士さんインタビュー
担当: SL「やまぐち」号が今年復活25周年を迎えます。そのことに関しての感想を聞かせてください。
桑原機関士: すばらしいことだと思います。25年中に、私が機関士(助士等含む)としてSL「やまぐち」号に乗車したのは2年間ですが、25年間SLを守ってこれたのは、整備士の技術、ボイラーで蒸気を作る機関士助士、その蒸気を巧みに操る機関士、その他SL運行に尽力いただいた関係者の努力の賜です。これからも、SLを守っていくという使命感をもって頑張ります。
担当: SLの運転に携わられるようになって2年ということですが、これまでの間で印象に残っている出来事は何ですか?
桑原機関士: 私が機関士助士見習いとしてSLに乗り込んで2日目のことでした。機関車内にボイラー開閉用の踏み板があり、それを踏みながら石炭の投入作業を行っているのですが、まだ不慣れだったこともあり、乗車中に踏み足をつってしまい10分位動けなくなったことがあります(※注1)
担当: その間機関車内はどうなっていたのですか。
桑原機関士: まだ助士見習いだったので、正助士の先輩がその間作業してくれました。
それともう一つ印象に残っている事があって、トンネル内を走行中に2つある水面計の内、1つが破裂して機関車内が蒸気で真っ白になりました。トンネルの中で大きな音がしたので最初は何がおこったか解らなくて焦りましたが、トンネルを抜けてからすぐにバルブを閉めて対処できました。
また、雨の日などは上り坂区間で動輪が空転しやすく、速度を維持するの難しいので、雨降りだと気が重くなりがちなのですが、そんな時は、先輩からいただいた「トラブルを恐れるな、恐れると機関車に操られる。トラブルを恐れずに機関車を操れ」という言葉を思い出しています。
担当: ところで、SLに乗るということは、世代によっては郷愁であったり、憧れであったりと、乗る人それぞれに想いがあると思います。
ただ、SLの煙や汽笛の音等は、乗客全員にとって旅の演出の大きな一役を担っているはずです。
機関士の立場から、SLに乗っていただいた方達に気付いて欲しいことは何ですか。
桑原機関士: SLが動き出すときのドレンをきる音(※注2)に耳を傾けて欲しいと思います。
運転する者によっても微妙に違うのですが、ドレンを切る音が力強い音になるように気を配っています。
また、C57とC56によってもドラフト音に差があります。
C57はダイナミックに、C56は小気味よいリズムでドラフト音を奏でますし、汽笛の音にしても、何故か大きなC57の方が甲高い音を出すのに対して、一回り小さなC56は力強い音である等2機のSL「やまぐち」号同士を比べても違いがありますのでぜひ聴いてみて下さい。
担当: 最後に、SL「やまぐち」号の今後を担う若手機関士として、今後どんな機関士になりたいと思いますか。
桑原機関士: 私は機関士になってからまだ日が浅いのですが、現在機関士見習いの27歳の後輩がいます。
将来SL「やまぐち」号が大きな節目を迎える頃には2人が中心となり、大きな力となれるよう、お互いに切磋琢磨するとともに、新しい歴史を作っていきたいです。
■桑原機関士さんのプロフィール■
昭和37年8月15日生
 平成14年7月に機関士助士となり、翌年同月にSL免許を取得。
  山口鉄道部内でも将来に大きな期待を持たれている若手機関士。
 特技はトロンボーン演奏。
桑原機関士さん
※1 SL「やまぐち」号の機関士助士が、一回の運転でボイラーに投入する石炭の量は 1.5t~2tになるそうです、それを燃えさかるボイラーの前に立ち、シャベル(1杯1kg位)で投入し続ける訳ですから、かなり過酷な作業といえます。
※2 ドレン音とは動輪付近から横に噴き出す蒸気の音のことです。
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