田園は流れ木々は走る。春夏秋冬うつろう車窓。 ボオオォと響く汽笛の音。 コトコト揺られ、タイムスリップ。
駅の横には無料の足湯があり、たくさんの方々が手を振ってくれます! ぜひ手を振り返してみてください。
機関士たちが石炭を準備し、火にくべて、坂を上る準備をします。たくさんの蒸気を作る作業は迫力満点です。
山口線の中でも最長距離の1897mを誇る「田代トンネル」を通り抜けます。窓を閉めるのをお忘れなく。
汽笛の音がきれいにこだまする特別なスポット。駅に残る給水塔など、SLが活躍していた時代を物語る駅です。
到着前に見える道の駅からは大勢の方々が手を振ってくれます。発車後すぐの鉄橋は有名な撮影スポットで、カメラマンの姿が!
約13分の停車時間には、SLを真正面から撮影したり、運転室の様子を間近で見学することもできます。レトロな駅舎も必見!
車窓には、のどかな田園風景が一面に広がります。山口の美しい自然を象徴する光景です。
かつての旧型客車は窓を手で開けることができました。窓錠はSL全盛期に活躍した旧型客車の形を再現するため、真鍮製でひとつひとつ手で削り出して作られたものです。
客車に掲示している「路線図」は昭和9年(1934年)のもので、SL全盛期の汽車旅を演出しています。日本国内で唯一大宮の鉄道博物館で保存されていたものを複製しており、折り目や紙の劣化具合まで忠実に再現しています。昭和9年当時の国鉄路線や建設計画路線が掲載されていて今との違いを探す楽しみ方もあります。
1930年代製造の一等客車「マイテ49-2」を忠実に再現した1号車「オロテ35-4001」。その空調吹出口には、当時流行したアールデコ模様の装飾(金属レリーフ)が施されており、華やかな情緒を今に伝えています。
1号車展望室の装飾デザイン
1号車客室端部の装飾デザイン
SL全盛期の客車の復刻版として登場した35系客車の網棚を支える荷棚腕には当時の車両から忠実に再現した装飾が施されています。各号車の荷棚腕の装飾はベースとなったオリジナルの客車に合わせて、それぞれ意匠が異なります。また、客車の等級によっても材質や塗装の仕上げが変わっています。当時は木綿糸の網紐を使用していましたが、現代の車両構造上の基準では使用できないため、鉄製の網を採用しています。 「オハ31-26」を元に復刻した5号車の装飾
各車両にはベビーカーも置ける荷物スペース、4号車と5号車の間には、おむつ替えもできる多機能トイレや、授乳などでも使用していただける多目的室を完備しています。※多目的室ご利用の際は、車掌にお声がけください。
車窓を見ながら駅弁を味わうのも旅の楽しみ!オリジナルデザインのふたを開けると沿線の郷土料理や特産品など、食の魅力が満載です。新山口駅の売店で購入いただけます。
山口県立大学の学生が、不定期に車内で沿線の紹介や写真撮影の補助などお客様の「おもてなし」を行っています。出会えたらとってもラッキー!?
※2022年3月現在の情報を掲載しております。
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